介護施設、保育所、学校給食などでは食中毒菌を調べる腸内細菌検査(検便)やノロウイルス遺伝子検査を定期的に行いますが、陽性連絡を受けた経験のあるご担当者は少ないのではないでしょうか。

そこで突然陽性連絡を受けたとき戸惑うことなく対処できるように、陽性者の法的な対応、復帰までの流れを説明します。

腸内細菌検査が陽性になった場合

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サルモネラは3000人程度に1人、O157は数万人に1人が持っています。赤痢も昔に比べて激減しましたが、それでも毎年感染者は国内で出ています。

サルモネラが陽性になった場合

  1. 陽性報告連絡を受けたら、担当者は速やかにご本人に知らせます。調理などの仕事から離れ、医療機関を受診します。もし速報など報告書が手元にあればご本人にコピーなどを渡してください。
  2. 受診では多くの場合、抗生剤を処方されます。服用終了後、腸内細菌検査の再検査を受けます。陰性判定となれば、調理復帰、職場復帰となります。ただし、一回の陰性判定では復帰とせず、3回連続で陰性となって初めて職場復帰すると決められている場合もあります。担当者、報告書提出先に確認ください。

O157、腸管出血性大腸菌、赤痢が陽性になった場合

  1. 陽性報告連絡を受けたら、担当者は速やかにご本人に知らせます。調理などの仕事から離れ、医療機関を受診、自宅待機とします。もし速報など報告書が手元にあればご本人にコピーなどを渡してください。感染症法において3類感染症に指定されているため、医療機関からただちに保健所に報告されます。施設、本人からも所轄の保健所へ連絡し、指示を受けてください。
  2. 一般的には医療機関から抗生剤を処方されます。服用終了後、腸内細菌検査の再検査を受けます。陰性判定となれば、調理復帰、職場復帰となります。ただし、一回の陰性判定では復帰とせず、3回連続で陰性となって初めて職場復帰すると決めている場合もありますので、担当者、報告書提出先に確認ください。

ノロウイルスが陽性になった場合

ノロウイルスは冬に流行するため、上記の食中毒菌に比べてノロウイルスは陽性報告を受ける機会が多いと思います。ノロウイルス陽性になった場合は調理者は調理は行えません。気になるのが復帰判断、いち早く復帰するための手順です。

以下の図は、調理者がノロウイルスに感染した場合の復帰までの流れです。検査とはリアルタイムRT-PCRなどの高感度遺伝子検査を指します。

ノロウイルス陽性者の対応

 

  1. ノロウイルス陽性報告を受けたら、すみやかに自宅待機とします。必要に応じ、医療機関を受診します。
  2. 1週間ほど経過したのち、ふたたびリアルタイムRT-PCRなどの高感度遺伝子検査を受けます。
  3. 陽性の場合はふたたび自宅待機し、ノロウイルスの排出が治まるのを待ちます。ノロウイルスの排出が終わるまでの期間は個人差が大きく、1ヶ月以上排出されつづける方もいます。
  4. 陰性の場合、職場復帰となります。職場によっては数回陰性を確認してから復帰とする場合もあります。検査機関によっては即日報告も可能で、検査結果をFAXまたはPDF送付により報告書を受け取ることが可能です。陰性の報告書を担当者または取引先に提出することで職場復帰となります。

 

以上が食中毒菌陽性になったときの対応です。弊社への検便検査のお申し込みは以下からお気軽にどうぞ。