ご家族、施設の職員、入所者などに嘔吐、下痢などの症状があったとき、ノロなのかどうかはっきり知りたいケースも多いと思います。

ノロウイルス検査にはいくつかありますが、ここではその違いと検査方法の使い分けを説明します。

ノロウイルス感染がはっきり確定されると、その後の現場の対応(介助方法、消毒、施設対応など)が適切に行われるようになるため感染拡大防止に大いに役立ちます。

ここでは一般家庭や介護施設、保育所、食品会社のご担当がノロウイルスの遺伝子検査を行う際の手順、検査方法の感度について解説します。

ノロウイルスの検査方法の違い、感度の違い、使い分けについて

検出感度が高いノロウイルス遺伝子検査は少し前までは2万円前後の費用がかかりましたが、ここ数年で費用が安くなり、遺伝子検査はより手軽に身近になりました。また、結果を即日報告する検査機関も出始めています。

 ノロウイルスの検査の種類
種類 名称 感度 判定時間
遺伝子検査 リアルタイムRT-PCR法 即日~7日
RT-PCR法 即日~7日
RT-nestedPCR法 ~7日
観察 電子顕微鏡観察 数日〜数週間
抗原反応 イムノクロマト法 数十分
ELISA法

※遺伝子検出の判定時間は検査機関によって異なります。

高感度検査とは遺伝子検査のことです。給食調理者などノロウイルス集団感染を起こすリスクがある人はこの遺伝子検査によって「陰性」にならなければ職場に復帰することはできません(大量調理マニュアル)。

病院では主にイムノクロマト法という簡易検査を受けることができます。この方法は数十分で検査結果が出るため便利である反面、感度が低く、ノロウイルスを排出しているのに「陰性」(ノロウイルスを持っていない)と判定されてしまう危険なケースがあります。

電子顕微鏡による検査は遺伝子検査が普及した今、あまり一般的ではありません。

このように検査方法を比較すると、やはり遺伝子検査によってノロウイルスの有無を確認することが最も感度の高い方法です。

ノロウイルスの遺伝子検査にかかる日数は?

通常は1週間程度ですが、最近は検体を受け付けたその日か次の日に速報をお客様にお知らせする、いわゆる即日報告に対応する検査機関も出てきました。

検査検体は冷凍搬送です。

便を採取して数時間以内に検査所に持ち込める場合は保冷剤などを入れて搬送します。それ以上時間がかかる場合は冷凍で検体を搬送します。

なぜ冷凍にする必要があるかというと、常温ではノロウイルスの遺伝子が分解され、結果として検査感度が低下するためです。冷凍することでウイルスの分解、遺伝子の分解を最小限に抑えます。

弊社でのノロウイルス遺伝子検査のお申し込み

ノロウイルスの蔓延を未然に防ぐためには遺伝子検査が有効です。調理施設でのノロウイルス検査や、ご家族や職場の方がノロにかかっていないか高い精度で確かめたい方はぜひご検討ください。

q6こちらからお申し込みできます。

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