水道事業や浄水場の作業に携わる場合の保菌検査は3項目でいいですか?

  水道事業や浄水場の管理に携わる場合、検便検査(保菌検査)が必要になります。ここでは水道事業や浄水場の作業員向けの検便について解説します。 浄水場で働く場合、保菌検査は3項目で大丈夫ですか? 一般的には、赤痢、サルモネラ(腸チフス・パラチフス菌)、O157で問題ありません(弊社商品ですと3項目検査セット(税込1,100円/名)に該当)。ただし、自治体や対象施設によっては赤痢アメーバ、コレラ菌などの病原菌も追加で要求される場合がありますので、受託元にご確認ください。 水道工事や貯水槽清掃でも検便は必要?...

検便(腸内細菌検査)の定期検査は必要ですか?義務のある施設は?

毎月検査は必要ですか? ・学校給食の調理に従事する方は、毎月2回以上検査する必要があります(学校給食衛生管理基準)。 ・大量調理施設(食品製造施設など)は毎月検査する必要があります(大量調理マニュアル、以下に当てはまる施設に適応されます(2017年3月現在))。 同一メニューを1回300食以上または1日750食以上を提供する調理施設 ・保育園、認定こども園などは調理者、保育士の定期検便が行われます。条例などで検便の実施が決められています。...

容器キットや検体が届く日数

お申し込みの地域によって容器キットや検体の郵送日数は異なります。郵便の場合、日本郵便株式会社Webサイト「お届け日数を調べる」で調べることができます。以下はその調べ方ですので、ご参考ください。 ※郵便の混雑状況や時期により算定日数以上かかる場合もございます。あらかじめご了承ください。   1.郵便番号を入力。 差出元に「390-1242」(長野県松本市)、あて先に「ご自身の住所の郵便番号」を入力(福岡県博多を例に示しています)。    ...

鶏のひき肉(ミンチ肉)のサルモネラ汚染にご注意ください。

市場に出回る鶏ミンチ肉の60%以上からサルモネラ菌が検出されました。 これは厚生労働省から発表された「食中毒菌汚染実態調査」によるものです。この調査は、毎年、全国の市場、小売店に出回る野菜やお肉を実際に集め、実際の流通物にどれくらいの割合でサルモネラやO157などの食中毒菌がいるか調べるものです。 店頭に並ぶ鶏ミンチ肉の62%以上にサルモネラがいる H27年(2016年時点で最新)は62.9%の割合でサルモネラが検出されましたが、実は毎年高い確率で検出されています(下図)。...

検便検査「陽性者」の対応について(O157、サルモネラ、ノロウイルス)

介護施設、保育所、学校給食などでは食中毒菌を調べる腸内細菌検査(検便)やノロウイルス遺伝子検査を定期的に行いますが、陽性連絡を受けた経験のあるご担当者は少ないのではないでしょうか。 そこで突然陽性連絡を受けたとき戸惑うことなく対処できるように、陽性者の法的な対応、復帰までの流れを説明します。 腸内細菌検査が陽性になった場合 サルモネラは3000人程度に1人、O157は数万人に1人が持っています。赤痢も昔に比べて激減しましたが、それでも毎年感染者は国内で出ています。 サルモネラが陽性になった場合...